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写真展

みんなで「Aがある」ということについて話をしていた。
すると、ほかのみんなもAのことを話しはじめた。
こんどは、Aのことを知らない人たちまで
Aのことを話しはじめた。

少したって、みんなでまたAについて話をしていると、
どうやらAはBらしい、ということになった。
他のみんなにAはBらしいことを教えてあげると、
知っているよといわれた。

本当はBだったAのことをみんなはもう話さなくなって、
その代わりにみんなはBのことをよく話すようになった。

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and beyond   2013/430mm×630mm×4sheets/edition of 5/ Stone Lithography/Printed in Tidaholm, Sweden

『眼の中の黒の奥の黒から滲みでてくる夜の虹』

—— 飯沢耕太郎(写真評論家)

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村上加奈子 | 石版画家
1983年広島県尾道市生まれ。2001年渡米、SVAにてファインアートを学ぶ。2005年渡欧、アントワープ王立芸術アカデミーにて版画専攻。2009年同科マスター課程首席修了。 「体験としてのアート」をテーマにした修了論文で同校のその年の論文賞を受賞。 2008年、ワルシャワでの次世代グラフィックアートを対象にしたトリエンナーレで初代グランプリを受賞。その後アーティストインレジデンスなどで石版画作品を制作する。

過去の個展     2008年 Mary, WALL(東京)